
濵﨑 舞子さん
Maiko Hamasaki
株式会社アソウ・ヒューマニーセンター所属 長崎県出身。新卒入社13年目。大学で障がい者雇用について学び、シーズアスリートをきっかけに人材ビジネスに関心を持つ。新卒入社後、マーケティング事業部を経て、福岡支店で営業に従事。2018年4月より支店長を務め、2022年4月より営業推進部の立ち上げを行い現在にいたる。

室屋 美優さん
Miyu Muroya
株式会社アソウ・ヒューマニーセンター所属 鹿児島県出身。新卒入社4年目。福岡支店の営業を経て、現在は営業推進部で『キャリアビルド』担当のリクルーターとして学生と接しながら、採用活動を担当している。
新卒採用の新たな雇用スキーム
新卒者の入社3年以内の離職率が、3割を越えると言われている現在の労働市場。希望を胸に入社してもイメージとのギャップで行き詰まり、離職する若者が少なくない。その理由も、「将来のキャリア形成が見込めない」「思っていた仕事内容と違った」「希望した勤務地に配属されなかった」といったミスマッチが大半だ。しかし、就職活動の限られた期間で自分にピッタリ合った企業を見つけるのは容易ではない。
企業にとって、新卒採用は年々厳しさを増している。時間と費用と情熱をかけて採用した新卒社員が、3年以内に離職するのを見送るしかない現実。特に中小企業にとって新卒採用には、大手企業以上に高いハードルがある。
こうした新卒採用市場の課題解決をめざし、2019年にAHCでスタートしたのが、学生の不安を解消し、企業の採用リスクを減らすソリューション『キャリアビルド』である。
『キャリアビルド』では、学生はAHCの正社員として採用され、本人の希望や適性を十分考慮し企業へ配属される。


企業側の反応も、「何でも素直に学んで覚えてくれる」「数カ月でもう戦力になってくれている」「新しい風が吹き、社内の雰囲気が良くなり明るくなった」と上々です。『キャリアビルド』を的確に理解した上で、OJTや受け入れ態勢を整えて迎えてくださる企業だからこそ、新卒者が定着するのだと実感しています。
労働人口の減少が進む中、人材派遣業界でも、従来の手法では即戦力の人材確保が難しくなってきている。加えて企業のDX化の推進や、働き方改革など、環境面でも大きく変化し続けている。変化の激しい世の中で、これから先若い労働人口を増やしていくためには、新たな雇用スキームの活用が不可避な時代を迎えているのだ。
好きな街で働きながら、将来のキャリアプランを構築
新卒者が『キャリアビルド』で得られるメリットは多い。専用サイトでは〝働きながら探す。自分のキャリア〟とキャッチフレーズを掲げ、地域限定事務職という安定した働き方を通して、じっくりと将来のキャリアを構築していく魅力を伝えている。
※キャリアビルド リクルートサイトはこちら
キャリアビルドで働く魅力
- 1.地域限定の100%事務職として、転居を伴う異動は無く、好きな街で働ける。
- 2.今は具体的なキャリアイメージが無くても、働きながら探していける。
- 3.賞与・昇給もあり、将来的に配属先の直接雇用も可能。
- 4.ワークライフバランスが整った働き方ができる。
- 5.AHCの正社員なので、配属先が変わっても履歴書に転職歴はつかない。
- 6.一人ひとりを丁寧にサポート。キャリアチェンジや職場への改善要望など、不安や悩みをしっかりとフォロー。
実際に新卒者が担当する仕事は、オフィスでのPC作業、データ入力、電話対応、営業サポート等だが、本人のキャリアイメージが明確化すれば、事務職のプロとしてさまざまなスキルを習得することもできる。例えば、経理事務を極めれば会計のプロに、一般事務を極めれば事業運営のプロへの道が開ける。また、人事労務事務であれば人材のプロ、営業事務なら営業サポートのプロ、総務事務は総務のプロ、貿易事務は貿易サポートのプロと、より専門性の高い業務に精通したプロフェッショナル人材もめざせる。


学生の不安を無くし、ミスマッチを減らしたいというのが、『キャリアビルド』事業化の原点です。就職活動は早期化と多様化が顕著で、3年生の春~夏には就活がスタートし、インターンシップへの参加や企業からのスカウトなどが激化しています。
仕事が数多くあるからこそ、学生は自分にどんな仕事が合うのかますますわからなくなっている。そして、今まで比較的公平な環境で育ってきた若者が、就職活動で〝競争〟の波に飲み込まれ、選考されなかったことで挫折を味わう。それは、初めて自分と正面から向き合う機会かもしれない。メンタルが弱り、自信を無くしている学生は少なくない。

『キャリアビルド』では配属後、一人ひとりを丁寧にサポートしながら定着に結びつけています。不安や悩みをヒアリングするため、最低月1回はフォローの機会を設けます。これまでに就業した先輩社員は、私たちの期待を超えるような活躍をしてくれています。
彼らにとって、社内(配属先)にも社外(AHC)にも相談相手がいる点が、安心につながっているようです。次第に〝アソウ〟の看板を背負って配属されているという自覚が芽生え、責任感を意識し始めます。中には、配属先の社風に慣れ、望まれて正社員として移籍する人も。その人にとって最もハッピーなキャリアの実現をサポートするのが、私たちにとって一番の喜びです。
丁寧な面接と、適性に合ったマッチング
地方には、「若者はみんな都会に出ていってしまう」というイメージが根強くある。しかし、果たして本当にそうなのか。実際に高い割合で若者が流出していたとしても、何か効果的な対策をとれないのだろうか。

実は「地方で(地元で)働きたい」「地域に貢献したい」という学生は、想像以上に多いのです。しかし、「地方で(地元で)働きたいけど、仕事が見つからない」というのが実態です。そんな学生たちに私は、「雇用を作るよ!仕事を見つけるよ!安心して好きな街で働いていいんだよ!」と伝えたい。好きな街で長く働きたい。そんな人を支援する事業が『キャリアビルド』ですから。
『キャリアビルド』の面接・採用は、全国の12拠点が窓口になっている。東京や大阪で一括採用するのではなく、各エリアの特性に合った採用を重視するのがAHCの特色だ。一次面接は各拠点の担当者が、二次面接は地域経済や企業の事情に詳しい支店長と役員が担当。2回の面接を通して、有能な学生を丁寧に採用している。

キャリアビルド 入社式の様子(2024年4月)
配属先も、福岡・東京・京都・大阪・神戸・広島・山口・北九州・久留米・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島と、九州各県を中心に全国に広がっている。地元に限らず、好きな街で自分らしく働くための基盤が、AHCにはある。

学生と話す際に大切にしているのは、社会人になることへの不安や、働くイメージが持てないといった悩みに耳を傾け、不安や心配を減らしてあげることです。こうなりたいというイメージが持てるまで、じっくり話を聴きます。
「どんな会社に配属されるのですか?」という質問も多いですね。そのためにも面談を通じて、これまでの経験や強み・弱みについてヒアリングします。その上で、一人ひとりが活躍し、成長できる職場を検討しながら配属先を決めていきます。

学生さんとオンラインで面談を行う室屋さん。
人材マッチングに関して、AHCには40年にわたって培った実績と信用がある。万が一ミスマッチであっても、配属先は変えることができるし、それで履歴書に転職歴がつくことはない。働きながら自分のキャリアを形成していく上で、足かせになる要素は何もないのだ。学生は慌てることなくゆっくりと、将来に向けたキャリアを考えられる。
学生と企業とAHCが一体となり地域社会を支える
『キャリアビルド』の採用は年々増え続けている。それだけ採用ニーズが高いということだ。そのためには、1人でも多くの学生に『キャリアビルド』を知って欲しいし、受け皿となる企業からの認知度も上げる必要がある。


「思うように新卒採用をできていないが、若い社員が欲しい」という企業には、ぜひ『キャリアビルド』に目を向けていただきたいですね。新卒社員を迎え入れることで社内に新しい風が吹き、丁寧に育てることで育成力もアップします。そのプロセスを通じて、独自の新卒採用ノウハウが蓄積するはずです。
濵﨑さんは企業がBPO(※)を浸透させる上で、『キャリアビルド』を有機的な経営戦略として活用して欲しいと願っている。
※BPO……ビジネスプロセスアウトソーシングの略。自社の業務プロセスを外部の専門的な企業に継続的に委託する経営戦略。BPOの対象業務は、総務・経理・人事などの間接業務から、人材育成やマーケティングなどの直接業務まで多岐にわたる。BPOを導入することで自社の中核事業に注力でき、核となる能力や競合優位性を獲得することができる。

『キャリアビルド』は、企業や地域に多くのメリットをもたらします。地域で長く働ける若い世代を増やすことで、組織や地域経済が活性化し、社会貢献につながる。学生と企業とAHCが一体となって地域社会を支えるビジョンを、私たちは『キャリアビルド』で具現化していきます。
最初は、キャリアビルドの仕組みを理解していただくことが難しかったですね。でも次第に、「即戦力ではなくても、私たちと一緒に御社に合う人材へ育ててみませんか」という訴求が伝わり、採用していただけるという流れが生まれました。初年度は100%配属先が決まり、これが実績となって毎年、採用数や新たな配属先企業が増え続けています。