ASO TIMES

社内制度2025.12.26

子育てママとして、一流の仕事人として 自分らしく働く女性を支えるために

この記事の概要

女性が能力を十分に発揮しながら長く安心して働き続ける上で、出産や子育てなどライフイベントを考慮した制度整備や職場の雰囲気は重要だ。妊娠中や産後の体調不良、子どもの急な発熱やケガなど、突発的な出来事にも柔軟に対応してくれる環境であれば、子育てや仕事を両立しながら安心してキャリアを構築できる。アソウ・ヒューマニーセンターグループ(以下、AHCG)には、子どもを産み育て、自分らしく働きながらしっかりとキャリアを築いている先輩社員が数多く在籍している。そのリアルな声を聴いてみよう。

橋口 美樹さん
Miki Hashiguchi

産休・育休3回取得/長女、長男、次女の母

2007年4月に新卒入社し、福岡支店にて派遣の新規開拓・既存営業、スタッフ管理、コーディネーターを経験。グループ会社での新卒採用支援にも従事。3度の産休・育休を経て、2016年からは本社で人材紹介のキャリアアドバイザーとして復帰。転職希望者へのスカウトや求人紹介を担当し、現在に至る。第一子出産後の復帰以来、時短勤務で就業していたが、2025年4月より12年ぶりにフルタイム勤務へ。

徳永 亜希さん
Aki Tokunaga

産休・育休2回取得/長女・長男・次男の母

2007年4月に新卒入社後、福岡支店で派遣営業とスタッフ管理を経験。その後、事業開発部で国・地方自治体への新規提案営業や公共事業の運営責任者として従事。2度の産休・育休を経て復職し、チャレンジポスト制度を利用して教育事業部へ異動。教員免許を活かし、研修講師や講座企画・運営を担当。2021年3月からは再び事業開発部へ異動し、公共事業の運営責任者として、現在に至る。

中山 聖子さん
Satoko Nakayama

産休・育休3回取得/長男・次男・三男・長女の母

2001年1月に契約社員として入社後、正社員となりサービススタッフの管理・オープニング業務に従事。第一子出産で退職後、2012年5月にAHCへ契約社員として再入社し、コーディネーターを担当。3度の産休・育休を経て、転居後の鹿児島ではリモートで派遣コーディネーター(宮崎担当)として復帰。第四子出産後の復帰を経て、現在はAHCのBPO事業部にて、スタッフ採用および労務管理を担当。

責任ある仕事で活躍する”ママ”たち

41年前の創業以来、AHCGでは多くの女性が活躍してきた。派遣社員を除く女性メンバー(正社員・契約社員)はグループ全体で415名。内、課長職以上は42名で、全役職者の女性比率は28.5%である。(2025年9月時点)女性メンバーの活躍がなければ、今日のAHCGの発展成長を語ることはできない。
昭和・平成・令和と時代が進むにしたがって、AHCGでも、結婚・出産・子育てなどライフイベントの影響を受けやすかった女性メンバーの働きやすい環境整備が進んだ。現在では女性メンバーの100%が育休を取得し、復帰後も第一線で活躍している。男性メンバーの育休取得率は現時点で4人に1人の割合だが、取得者は年々着実に増えつつあり、当然ながらこちらも100%の取得率をめざしている。
今回、産休・育休について語ってくれた3人の女性メンバーは、それぞれ3~4人の子どもがいるママであり、次世代を生きる計10人の子どもたちを育てながら、職場でも重要な役割を担っている。少子化が社会問題となっている現代において、AHCGが“安心して子どもを産み育て、仕事もしっかりできる職場”であることを体現する頼もしい存在だ。

皆さんの現在の仕事内容を教えてください

橋口さん

入社19年目で、現在は本社職業紹介事業部のキャリアアドバイザーとして、求職者のスカウト業務や正社員の求人紹介を担当しています。長女の出産から復帰後ずっと時短勤務でしたが、2025年4月から12年ぶりにフルタイム勤務に戻りました。久しぶりのフルタイムで大丈夫かな?と思いましたが、毎日充実していてあっという間に時間が過ぎます。

徳永さん

私は橋口さんと同期入社で、妊娠中や出産後はママの先輩として、橋口さんにしばしば相談に乗ってもらいました。現在は事業開発部で、公共事業の事業運営責任者をしています。

中山さん

私は中途採用で入社し、勤続9年目で結婚退職しました。長子を出産した2年後に声をかけていただき、復職して13年になります。通算するとAHCに勤務して22年。現在担当しているのは、BPO事業部のスタッフ採用と労務管理です。

皆さん社歴が長く、さまざまな職種を経験されていますね

橋口さん

派遣の営業、企業の新卒採用支援、学生の就職支援、派遣スタッフの管理業務、コーディネーター、人材紹介のキャリアアドバイザーなど、これまで雇用創出につながるさまざまな仕事を経験させてもらいました。これは、総合的な人材ソリューション事業に取り組んできたAHCだからこそ、積み重ねることができたキャリアだと思っています。

徳永さん

私も、派遣の営業や管理業務、公共事業の営業や事業運営、教育事業の研修講師、コーディネーターなど、さまざまな経験をさせてもらっています。特に、社員の自主性とチャレンジ精神を喚起する社内制度「チャレンジポスト」を活用して、自分が望む仕事に2度も挑戦できたので、「この会社で働くことができてよかった」と心の底から感じています。

中山さん

百貨店や商業施設のスタッフ管理やオープニング店舗のスタッフ教育や運営、派遣コーディネーターなど、私も色々な仕事を経験させてもらいました。一度は退職しましたが、また声をかけていただき責任ある仕事を任せてもらい、本当にありがたく感じております。AHCは、女性のキャリア構築を支える会社なんだなと実感します。

ライフステージの変化は、キャリアを広げるチャンスでもある。彼女たちは育休や産休の制度を活用しながら、自らキャリアを切り拓く働き方を体現している。

個々の家庭の事情に配慮したサポート

最前線で仕事に取り組む毎日から、出産・子育てが中心の自宅生活へ───それは、暮らしに大きな変化をもたらす。慣れない子育て中の不安感や孤独感、復帰への心配など、心身ともにつらいことも少なくなかったはずだ。
しかし、AHCには長年にわたる育休復帰の実績がある。もともと、誰かが急に休んでも困らないよう仕事の分担やマニュアル化に配慮する風土が職場に根づいており、育休取得や復帰に関しても、オープンな社風とスムーズな流れが”あたりまえ”になっている。

産休で仕事の第一線から離れる不安はありませんでしたか

橋口さん

育休中もLINE等で「今、職場はこんな感じです」と連絡があり、こまめにやり取りしていたので状況は把握できていました。育休明けも、無理なく復帰できるよう配慮してもらえたし、同じ部署に産休育休を取得して復帰した先輩もいたので安心でした。

徳永さん

私は、双子の息子を出産した二度目の育休時、上の子もまだ3歳と手がかかる時期で、当時の記憶がほとんどないほど大変でした。そんな状況だったので、むしろ会社も連絡を最低限に抑えてくれて、子育てに集中させてもらえたのが正直ありがたかったです。
だから、復帰後は所属している部署や会社の力になりたいという思いで、育休中を前向きな気持ちで過ごすことができました。

復帰後も、大変なことが多かったでしょうね

中山さん

会社に出社したとたんに保育園から連絡が入り、座る間もなく子どもを迎えに行って在宅勤務に切り替えるなんて、今では笑い話のようなことも少なくなかったですね。夫の転勤で鹿児島への転居が決まった時は、もう仕事を続けるのは厳しいかなと覚悟しましたが、鹿児島支店で引き続き勤務できるよう配慮していただきました。コロナ禍ということもあり、リモート勤務が多く、自分のペースで仕事ができるようになりました。

橋口さん

それぞれの家庭の事情に合わせた働き方を、柔軟に考えてくれる環境が整っている会社です。出社していても状況に応じてすぐ在宅に切り替えられるし、有給休暇も取りやすい。もちろん復帰のたびに「ちゃんと戦力になれるのか」「仕事の仕方が古くなっていないか」という不安はありましたが、次第に「新しいことを覚えて自己改革するチャンス!」と捉え方も変化しました。

徳永さん

復帰後は、時短勤務の私が部署内で情報の取りこぼしがないように、メールやLINEで常に情報を共有して頂いたり、両立に無理がないか定期的に確認をして頂けたので安心して働くことができました。
産休後に2度、チャレンジポストに挑戦したのも、子育てとの両立を考えてというより、純粋に「この仕事がしたい!」と思ったから。やりたいことに挑戦できる。AHCGはそんな会社です。

“子どもを含めて会社の一員”という社風

女性が個性と能力を十分に発揮しながら活躍できる社会をめざして制定・施行された「女性活躍推進法」(2025年度末までの時限立法)も、2036年度末までの延長が決定し、女性の社会進出は今後ますます加速する。この法律には3つの大原則がある。

  • 女性に対する採用、昇進等の機会の積極的な提供及びその活用と、性別による固定的役割分担等を反映した職場慣行が及ぼす影響への配慮が行われること
  • 職業生活と家庭生活との両立を図るために必要な環境の整備により、職業生活と家庭生活との円滑かつ継続的な両立を可能にすること
  • 女性の職業生活と家庭生活との両立に関し、本人の意思が尊重されるべきこと

これは、従来の職場における女性の働き方へのイメージを大きく変えるものだ。AHCGは時代に先駆けてそれを実践し、長年にわたって多くの実績を積み重ねてきた。

子育てと会社、何か印象に残るエピソードはありますか

徳永さん

育休中に、会社に子どもを連れていき中島会長に抱っこしてもらう方もいらっしゃいます。私も娘を会社に連れてきて会長に抱っこしてもらいましたが、あの時の、目尻を下げて喜んでくれる会長の姿を見て「あぁ、良い会社を選んだな」と実感しました。

橋口さん

会社主催のBBQも家族同伴OKで、私も子ども達を連れて参加します。親の職場を子ども達が見学するイベントもあります。AHCGのそんな"子どもを含めて会社の一員"という感覚が私は好きです。「もっと会社や社会の役に立ちたい」「私に何ができるだろう」という気持ちにさせてもらえます。

中山さん

AHCGにはパラアスリートを支援する「シーズアスリート」という会社があり、ゴールボールの金メダリストをはじめとする一流のアスリートが身近に在籍しています。
夏休みには子ども向けの体験会が開催され、子どもたちは競技の体験を通じてパラリンピックを肌で感じることができました。実際に金メダルを首にかけていただいた時の、子どもたちの誇らしげで嬉しそうな表情が今でも忘れられません。こうした機会を通じて、家族も会社の一員として受け入れられていることを強く実感しています。

今年の8月に実施された、シーズアスリートのパラスポーツ体験会の様子。視界を遮断してプレーするゴールボールと、車いすテニスの体験が行われた。

最後に、学生の皆さんにメッセージをいただけますか

徳永さん

妻や母であると同時に、一人の"仕事人"としての立ち位置をしっかり築いてほしい。やりたいことに、どんどんチャレンジしてください。

橋口さん

いろんな仕事に挑戦できて、気がつけばそれがキャリアになっている。公私のバランスをとりながら働けるAHCGは最高の環境です。

中山さん

一生懸命に働いていれば、会社はちゃんと見ていてくれるし、一緒に解決策を考えてくれる。どんな人生を生きたいのかしっかり考え、自分で自分の生き方を選択してほしいと思っています。

自分が自分であるために。自分らしい人生を送るために。AHCGには、さまざまなチャンスと、ともに考える仲間がいる。どんな会社で社会人としてのスタートを切るのか。大切な選択を自分自身で行い、決して人任せにはしない人生を送ってほしいと願っている。

本サービス運営会社

株式会社アソウ・ヒューマニーセンター

総合人材サービス業を展開する株式会社アソウ・ヒューマニーセンター。
私たちは、人材派遣、人材紹介、教育研修、BPO、新卒採用、障がい者雇用など、人材に関するあらゆる課題に対して、アソウ・ヒューマニーセンターを中心に、各分野に専門特化したグループ会社の総合力を駆使して、課題解決に全力で向き合います

#関連タグの記事一覧へ

SHARE!

  • LINE
  • Facebook
  • X

May I Help You?May I Help You?

何か私にお手伝いすることは
ありませんか?