新社会人の新しい働き方『キャリアビルド』
前回の記事では、CB社員の存在が、配属先企業にどのような”新しい風”を呼び込んでいるかについて紹介した。今回は、CB社員にとってこの仕組みが、不安解消にどのようにつながっているのかについて記したい。
CBは、「これから社会に出るけれど、自分がどんな仕事がしたいのか、見つけられない」という学生に、以下のような魅力を感じさせる。
キャリアビルドで働く魅力
- 地域限定の100%事務職として、転居を伴う異動は無く、好きな街で働ける。
- 今は具体的なキャリアイメージが無くても、働きながら探していける。
- 賞与・昇給もあり、将来は配属先への直接雇用のチャンスもある。
- ワークライフバランスがとれた働き方ができる。
- AHCの正社員なので、配属先が変わっても履歴書に転職歴がつかない。
- キャリアチェンジや職場への改善要望など、定期的なフォローで一人ひとりの不安や悩みをしっかりサポートしてもらえる。
※キャリアビルド リクルートサイトはこちら
ASO TIMEの記事はこちら
不安な就職活動に光が差した、あの瞬間
山口県内の大学に通っていた錦辺さんは、就職活動に際して、特にやりたい仕事や進みたい業界が見つからず悩んでいた。

彼女の落ち着いた物腰や、柔らかなコミュニケーション能力が印象的で、とても安心感がありました。仕事観についても、客観的視点で素直な気持ちを自分の言葉で語ってくれた。自分の考えを他者に的確に伝えるというのは、社会人として生きていく上で重要なスキルです。錦辺さんにはすでにその素養を感じました。

面接で錦辺さんは、自己アピールとして、大学入学時からずっと続けてきたカフェのアルバイトで得た、学びや気づきについて語った。単に接客スキルを磨くだけではなく、時間帯責任者として在庫管理やシフト管理まで任されるようになる中で、きめ細かなスタッフサポートや確実なオペレーションの実施、在庫等の不断の管理など、店舗を円滑に運営して顧客に満足していただく上で不可欠な、バランス感覚や仕事に対する真摯な姿勢の大切さを学んだそうだ。

私たちは、選考過程や内定後のイベントなどで感じた本人の個性や魅力、キャリア面談でヒアリングした希望などを加味した上で、適性に合った配属先をコーディネートしていきます。内定期間中はオンラインや対面でやり取りしながら、不安や疑問点についてもサポート。配属前の準備としてPC操作の習熟もアドバイスしています。
事務専門職である『キャリアビルド』社員は、配属前にMOSの一般レベル(スペシャリスト:基本的な操作スキル)のクリアが必須条件だ。コツコツと勉強を重ね、Excelの科目で合格をめざす。
※MOS……Microsoft Office Specialistの略称。Microsoft Office製品の操作スキルを証明する国際資格。Word、Excel、PowerPointなどのアプリケーションの習熟度を客観的に評価・証明する。

MOSに関しては、室屋さんの「大丈夫!」という言葉に背中を押してもらい、しっかり勉強して試験に臨みました。合格したときは達成感があったので、また上級レベルの取得に挑戦したいです。
温かな職場で、丁寧に育てられる安心感
2025年4月2日付けで錦辺さんが配属されたのは、三菱電機プラントエンジニアリング株式会社<MPEC(※登録商標)/[英名]Mitsubishi Electric Plant Engineering Corporationの頭文字。以下MPEC>である。
MPECは、三菱グループの中核企業・三菱電機株式会社の100%出資企業として1978年11月に設立された、フィールド・エンジニアリング会社である。電力・製造業・公共・施設(ビル)・交通(空港・鉄道)といった多分野をフィールドに、重電各種プラントの保守・保全技術を基盤としたサービスソリューション事業を展開している。売上高は1,143億円(2024年度実績)、従業員数は3,247名(2025年3月末時点)と、総合エンジニアリングの実力派企業として全国に32拠点を展開し、安定した業績を積み上げている。
※三菱電機プラントエンジニアリング株式会社 HPはこちら

CBの同期は、みんなそれぞれ違う企業に配属されます。1人で見知らぬ職場に着任することに不安が無かったわけではありませんが、考えてみたら私1人ということは、他に比べられる人は職場にはいないということです。わからないことは何でも聞けばいいし、そうやって仕事を覚えていけばいいのかと思い変えたら、気が楽になりました。

面接で、アルバイトを通して一つ一つ仕事を覚えていった話は聞いていましたし、人柄も良いのでまわりに可愛がられると確信がありました。何の心配もなかったですね。

職場は温かい人たちばかりでとても働きやすく、安心しました。所属している部署の人数は約30名。女性は私を含めて7名です。年齢層は20代から50代まで幅広く、中には「娘と年齢が変わらない」と笑って迎え入れてくださる方もいました。誰にでもフラットに相談できる雰囲気で、嫌な思いをしたことは一度もありません。

錦辺さんが担当しているのは営業支援業務で、請求書や請書などさまざまな帳票の管理を行っている。

配属されて半年間、女性の先輩社員の方がつきっきりで仕事を教えてくださいました。メンタル面もずいぶんフォローしていただいて、職場にもスムーズになじめました。
配属を機に、担当は室屋さんからキャリア支援担当者に代わった。その後はキャリア支援担当者が定期的なフォローを通じて、錦辺さんのキャリア構築をサポートしている。

毎日電車で通勤し、仕事の準備を済ませてみんなでラジオ体操をし、1日が始まります。事務職なので月末や年末は忙しいものの、毎日同じ仕事をくり返すわけではないので退屈することはありません。残業もないので定時に退社し、毎日自炊して翌日の弁当の下準備まで済ませます。住まいが海の近くなので、日が長い時期は帰宅後や休日に海岸を散歩することもあり、毎日穏やかに暮らしています。
より良いキャリアの実現を全力でサポート
CBが事業として本格スタートして7年が経ち、1期生は30歳になった。歴代メンバーの50%は、現在も同じ職場でスキルを磨きながら活躍している。35%は、自分で描いたキャリアステップに従い配属先を変えて頑張っている。そして15%は、望まれて配属先の企業に転籍した。本人にとって最もハッピーなキャリア実現をサポートするのが、CB事業がめざす目的のひとつでもある。

CBは「雇用元はAHCで、配属先がそれぞれの企業」という、一般的な「面接を受けて内定をもらった会社で働く」という仕組みではないので、最初は本人もご家族もピンとこないケースは少なくありません。でも、疑問点や不安に丁寧にお答えする中で、皆さん納得してくださいます。
錦辺さんは両親にCBの仕組みを説明した際、「あなたが納得して進みたい道なら、私たちは全面的に応援する」と言われたそうだ。その言葉からも、彼女がこれまでいかに誠実に生きてきて、両親の信頼を得てきたかがよくわかる。「人は鏡」という言葉を、あらためて思い出した。

私と錦辺さんは、役割や立場は違うけれどAHCの社員同士です。だから純粋に"会社の先輩と後輩"という感じで、今も連絡を取っています。

LINEやメールによるやり取りだけでなく、対面の面談も定期的に行う。相談しやすい体制が整っているので、不安を解消しながら、やりがいを持って仕事に向き合うことができる。
配属後の半年間、女性の先輩社員の方とのペアで仕事を覚えてきた錦辺さんだが、10月以降は先輩社員の手を離れ、一人で責任をもって業務に取り組んでいる。

基本的な仕事はできるようになりましたが、まだ安心してもらえる域には達していません。それでも最近は、直接私が質問や指示を受ける機会が増え、やりがいを感じます。もっとスキルを上げて、皆さんに頼っていただける人間になりたい。
目標は、仕事ができて、私をいつもサポートしてくださり、ワークライフバランスがとれた暮らしをしっかり確立している、先輩社員のような素敵な女性になることです。
「やりたいことが見つからなくても、働きながら見つけていけば大丈夫」と、錦辺さんは後輩たちへエールを送る。CBを選択して社会人生活をスタートし、スキルを磨きながら自分らしいキャリアステップを構築しようとする彼女の成長を、室屋さんもまた温かく見守っている。その心の距離が一歩近づいたことは、間違いない。

就職情報媒体などを使って企業研究をしていましたが、どの企業も業界もピンとこなくて、4年生の7月頃まで何となく就職活動をしていました。その後まもなく情報収集をする中でCBのことを知り、「働きながら見つけていく」というメッセージが心に響いて、すぐにエントリーしました。リモート面談を経て、1か月ほどで内定をいただきました。