【相手の為に】と【相手の立場に立って】は、とても似ている言葉ですが、全く別物です。
【相手の為に】は自分が相手を満足させるために『相手の為に』と言っている言葉です。この主体は自分であり、相手の為に言っているようで、実は自己満足の為に言っているのです。
【相手の立場に立って】は主体が相手で、その人を思い、相手の立場になって相手の為になるように伝える事です。
つまりこの2つは、自己本位と相手本位の違いです。言葉は非常に似ていますが、主体が違います。
良かれと思って言っていることが、本当は相手の為ではなく、自分の優越感の為に言っている場合があります。この違いを理解しないと、相手に伝わることと、伝わらない事があるのです。