主演と助演

先日の話の続きです。

私は役者の中井貴一が大好きなんですが、
先日の対談で彼がこう言っていました。
「主役は脇役がいるからこそ活きるもの。
主演男優賞は、助演男優に獲らせてもらったもの。
だから主演が取れたからといって天狗になってはいけない、」と。

その役割に対して、他の人よりも高いギャラが支払われるのだそうです。
役者やスタッフ、芝居に携わる全員がきちんと動いているだろうか、
何か困っていることはないだろうかと全体を見渡すのが
主演を担う人間の役割だというのです。

仕事でも、メンバーがいるからリーダーがいる
部下がいるから上司がいるのです。

主演と助演の違いを理解し、
自分の今のポジションは、周りがいるからこそ成り立っているということ、
全体が完全に機能しているかどうかを「見る」のが
リーダーや上司の役割だということをよく意識して
仕事を進めてほしいと思います。