2012年が始まり半月たちました。
年が明け、就職活動中の学生の方は
企業の説明会への参加等、忙しく行動されていることでしょう。
また、企業の方も採用活動はもちろん、
来期の計画策定等で忙しい日々が続いているとお察しします。
年頭、経済界トップの方が今年の見通しについて、
8割の方が「今年もよくない」と話していました。
景気が悪い、政治が悪い、先が見えない・・・など。
しかし、私は違います。
景気が悪いのは仕方がない、自分ではどうすることもできないと
考えるのではなく、悪い中でもどのようにチャンスに変えていくかと
常に考えています。
フランスの哲学者アランの言葉に
悲観主義は気分そのものであり、楽観主義は意志そのものである
およそ成り行きにまかせる人間は気分が滅入りがちなものだ
という言葉があります。(アラン幸福論より)
この考えは当社の来期経営方針の中でも指示しています。
楽観主義と「なんとかなる」という根拠の無い自信とは違います。
自分の意志を持って、できる方法を考える、いい方向に持っていくことが
楽観主義です。
一方、悲観主義は気分ですから、気分転換して悪い状況を
変えていくことが必要です。
自分の意志で人生を切り拓いていかなくてはいけません。
この悲観的か楽観的かはその人の「性格」というよりも「考え方の習慣や癖」です。
習慣は心がけ次第で変えられます。
まずは、自分の意志を持ちやってみること、そして継続し習慣にすること。
自分の考え方の習慣や癖を変えるために、強い意志が必要なのです。
悲観論からは何も生まれません。
今年一年、困難に直面してもひるむことなく立ち向かって
危機をチャンスに変えていく。
自分の強い意志を持って難局に臨んでいただきたいと思います。