「頭が良い」とか「頭が悪い」とかよく言うと思いますが、
一言で言うのは難しいです。
まずは記憶容量が足りずに覚えられないということ。
記憶容量が足りないということは実務量が足りていないのです。
そういう人が、頭が悪いというのです。
あとは、組み立て力・計算力・表現力・理解力などが頭の良し悪しです。
学校で必要な能力・知識は記憶容量が大半ですが、
これはメモリーが人より多いか少ないかというだけなのです。
社会に必要なのは理解力や表現力や組み立て力なのです。
このような能力が足りていないのに、それを放置している人がいます。
まずは自分が足りていない、ということを自覚することです。
そして自分が不足しているものを補うということが努力です。
組み立て力が無いのであれば、マーケティングを勉強しましょう、
表現力が無いのであれば、話す練習をしましょう、
理解力が無いのであれば、自分で理解しているかどうかを検証してみましょう、
ということです。
その能力がないのに努力を怠っている者が、
怠慢だとか根性なしとか言われるのです。
努力をしていない人、怠けている人、
ずるをしている人、逃げている人のことを私は怒ります。
逃げ続けるのは間違いなのです。一生涯つきまといます。
そういう自分とどこかで決別しなければなりません。
そして、能力の無さをカバーできるものがあるとしたら
それは人間力です。
笑顔であったり、かわいげがあったり、
平常心で接するとか、怒られやすいとか・・・
人間力を磨くのも必要です。
しかし、人間力を勉強していればいいというわけではありません。
人間力だけを学んでいたら、それだけでうまくいくと思ってしまいますが、
それは間違いなのです。
価値観や人間力の勉強をすると
出来ていない人や、出来ていない会社に目が行き、
批判ばかりしてしまいます。
批判からは何の成果も生まれません。
批判・非難をするために勉強しているのではないのです。
それは自分の人間力を高めるためにするのです。
ぜひ、笑顔を忘れずに怒られやすい自分、素直な自分、
言われやすい自分作りを一生かけてして下さい。
頭は大人にならなければならないけど、
心は常にピュアな子供の心を持って、
素直な自分でいることが大事なことだと思います。